商売繁盛の神様「えべっさん」の総本社である西宮神社(兵庫県西宮市)の恒例の祭典、「十日えびす」の日程と「開門神事福男選び」についてご紹介します。
西宮神社の今年(2020年)の十日えびすの日程は?
日程:2020年1月9、10、11日の3日間
スケジュール:
1月9日(木) | 8時~24時 | 宵宮(よいみや) |
1月10日(金) | 6時~24時 | 本宮(ほんみや) |
1月11日(土) | 8時~24時 | 残り福(のこりふく) |
私もご利益(りやく)を求めて、西宮神社の十日えびすにはここ10年ぐらい毎年いずれかの日程で参拝させていただいています。
特に、宵宮と本宮の午後7時くらいからは会社帰りの会社員の方々も多く参拝されるので、境内に入るのに入場制限がかかるほど混雑します。
今年は日程が週末にかかっていて恵まれているので、さらに混雑しそうですね。
例年ならば残り福の11日は比較的空いている印象ですが、今年は土曜日なのでお昼からも混雑しそうですね。
「開門神事福男選び」はいつ行われる?
十日えびすの参拝一番乗りを目指して境内を走る恒例の「開門神事福男選び」は、1月10日の早朝に行われます。
午前6時に通称「赤門(あかもん)」と呼ばれる表大門(おもてだいもん)が開かれると同時に、230メートル離れた本殿を目指して参拝者たちが走り出し、本殿へ早く到着した順に1番から3番までがその年の「福男」に認定されます。
テレビや新聞でも報道され、おなじみの光景になっていますよね。
「福男」には、認定証、御神像、特別な半被(はっぴ)、副賞が授与されます。
一番福 | えびす様の御木像(大)、えべっさんの酒菰樽、えべっさんの米1俵(60kg)、半被 |
二番福 | えびす様の御木像(小)、えべっさんの米1俵、半被 |
三番福 | えびす様の御金像、八喜鯛(焼き鯛)、半被 |
「開門神事福男選び」の参加方法は?
一番福、二番福、三番福の「福男」を狙って出走するかたは、出走者抽選会に参加する必要があります。
そして、出走者抽選会に参加するための「出走抽選引き換えチケット」が1月9日の夜に1,500枚配布されるので、まずはそのチケットをゲットしましょう。
「出走抽選引き換えチケット」の配布:1月9日 22:00頃から
1月9日の19:00頃からみなさん並び始めるようで、並ぶのが遅くなるとチケットがもらえない可能性があるそうです。
無事「出走引き換えチケット」がゲットできたら、1月10日の午前0時に出走順を決めるくじ引きに参加します。
出走順抽選会:1月10日 午前0時から
出走順の抽選会では、先頭のAブロック108人と、その後ろのBブロック150人を決めるための棒くじを引きます。
引いた棒くじの先端が赤色(Aブロック)または青色(Bブロック)であれば、各ブロックから出走できますが、色のついていないはずれくじを引いた場合は、歩道を挟んださらに後方のCブロックからのスタートになります。
くじ運が良くないと「福男」になるのはほぼ不可能みたいですね。
ちなみに抽選会に参加しなくても、一般参加として4:30以降に並んで参加することができるようです。
また、「福男」とはいえ、現在は女性でも参加できるとのことです。
「開門神事福男選び」の後には、「福男」による鏡開きが行なわれ、参拝者にお神酒が振舞われます。
先着5,000名には、「開門神事参拝証」が無料で授与されます。
まとめ
今年(2020年)も西宮神社の十日えびすは1月9、10、11日の3日間で行われます。
今年は木、金、土曜日と週末にかけて行われるので、例年よりもさらに混雑すると予想されます。
十日えびすの「開門神事福男選び」では、「福男」を目指す参拝者たちが1月10日の午前6時の開門と同時に出走します。
有利なポジションからスタートするためには、前日の9日の19:00頃から並んで抽選会の引き換えチケットをゲットし、その後10日の午前0時からの抽選会の
くじ引きでいいポジションを引き当てないといけないので、かなりの強運が必要です。
また、「福男」になるためには、俊足だけでなく、徹夜と寒さに耐えられる体力も必要なんだろうと思います。
「開門神事福男選び」の後には参拝者に御神酒が振舞われ、先着5,000名には「開門神事参拝証」が無料で配布されるので「福男」を目指していなくても、
10日の早朝に参拝してみるのもいいですね。
最後までお読みくださりありがとうございました。